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「大きな仏」と書いて「大仏」というその名の通り、大きな仏像のことを大仏と言います。
では大きいとはどのくらいのサイズのことをいうのでしょうか?
それは漠然としたことではなく、ちゃんとした定義が存在しています。
実はお釈迦様の身長は 一丈六尺(約4.8メートル)であったと伝えられており、それが基準となっているのです。
例外はありますが、立像で4.8メートル、座像で半分の2.4メートル以上の仏像を一般的に「大仏」と言います。
そもそも大仏とは? 巨大仏とは?
では巨大仏は?というと、明確なサイズの定義があるわけではありません。
巨大仏の著書を持つ、その道の先人は「ウルトラマン(40メートル)より大きいというのが目安」としています。
私が実際に大仏さまを目の当たりにして「大きい…!」と思うのは、
一般的な二階建ての家屋の高さである、8メートルぐらいからです。建物の定義も様々ですが、
一般的に3階〜5階の建物を中層建築といい、消防法では31メートル以上の建物を高層建築と定義しています。
これらのことを参考に、
☆ 8メートル以上は全部まとめて巨大仏
☆ 10〜30メートルは中層大仏
☆ 31メートル以上は高層大仏
と、私の個人的な基準では勝手にこのように定義させていただいています。
もう一点、このサイトには観音さまが多く、観音さまは大仏なのか?という疑問があると思います。
厳密に言うと様々な解釈がありますが、現在では仏教関係の彫像を広く「仏像」と言っており、
私の解釈としては、奈良の大仏、鎌倉の大仏を代表とする「如来」だけでなく、
観音菩薩や明王、お坊さんの像なども含め、広く「大きな仏像」=「大仏」とさせていただきます。
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